気高い心を持ったお姫様

子どもの頃、図書室で、まんがの伝記シリーズを読むのが好きだった。

 

色々読んだと思うんだけど、あまり覚えてない。

 

でも、1つだけ、すごく強烈にインパクトを受けた伝記があって。

マリー・アントワネットの伝記。

 

マリーアントワネットは、オーストリアのお姫様として生まれて、フランスに嫁いできた、女王さま。

 

色々あって、(あまり覚えてない)

革命が起きて、そのあと、子どもや夫と逃げるけど、見つかって逮捕されてしまう。

死刑判決がくだって、断頭台で処刑される。

 

伝記には、マリーアントワネットは、処刑される時、全然慌てたりせず。

誰の助けも借りず、一人で歩けるといって、断頭台へ自ら、登っていった。

 

この部分が、小学生のわたしには、すごく衝撃的だった。

 

マリーアントワネットのことは、よく知らないけど。

彼女は、本物の、気高いお姫様だったのだと思った。

 

わたしが、もし、捕まって、ギロチンされることになったら?

たぶん、大泣きして、大暴れ。無理やり、執行人に連れてかれるに違いない。

ギロチンを目の前にしたら、おしっこ漏らすかも。

怖くて怖くて、気が狂ってわけわかんなくなるかも。

っていうか、大抵の、普通の人は、絶対、そうなると思う。

 

少なくとも、普通の人は、だれの助けも借りずに、断頭台へ登っていけないと思う。

 

マリーアントワネットは、本物の気高い心を持った、お姫様だったんだ。と衝撃的で、今でも覚えている。

 

もし、マリーアントワネットのまんがの伝記を読んで、同じように思った人が居たなら、色々語りたいくらい、衝撃的だった。