宗教の勧誘

こないだ、公園のベンチで、缶コーヒーを飲んでボンヤリしてたら、

宗教の勧誘にあってしまった。


宗教の勧誘にあったのは、人生で初めての出来事だったので、ちょっと、おもしろかった。


若い女の子、2人組だったけど、

最初は、自然に他愛もない話をしてきた。

その2人組は、けっこう、話かけるのが手馴れていた。

わたしは、「はぁ」とか、「そうですね」とか、適当に返事してたけど、

だんだん、わたしについて聞かれるようになってきた。

選挙にはふだん行ってますかとか。

鈍い私も、ようやく、なんか怪しいなと思ったけど

「選挙は、毎回行ってます」と返事した。

そしたら、「お姉さん、お若いのに、素晴らしいですね〜」とか、「ホント、素晴らしいですよ」とか、やたら褒めてきて、

怪しいなと思いつつも、若干、嬉しかった。


その後に、わたしたち、こういう新聞を配っていますと、会報?みたいな新聞を、渡された。

なんか、天皇をちゃんと敬いましょう的なことが、書いてあった。


そのあと、わたしのメールアドレスを聞いてきて、

それがけっこうめんどくさかった。

けど、色々テキトーにいって、メールアドレスは交換しなかった。

2人組は、新聞のすみっこに、自分たちのメールアドレスを書いて、

読んだ感想をぜひ教えてくださいねと言っていた。

わかりましたーと返事したら、どっかへ行ってしまった。


わたしは、その新聞は、2人が居なくなったのを確認してから、公園のゴミ箱に捨てて、家に帰ったけど、

「なかなか、面白い体験だったな」とおもった。


「なかなか、面白い体験だけど、もう二度と体験したくないな」とも、思った。


あの二人組の女の子は、

ふだん、自然に話しかける練習とか、してそうだった。

ふつうの会話も、キャッチボールを返してくるのがうまかった。

褒めるのもうまかったから

褒める練習もしてるとおもう。


そんなにしつこく勧誘しなかったし、メールアドレスは持ってないといったら、納得してくれて追求されたりも、なかった。

これ以上、勧誘したら不快に思われるという、ポイントを押さえてるなと、印象を受けた。


若い女の子2人組だったけど、

もしかしたら、組織内では、かなりのやり手の、実力者なのかも・・とか、なんだか、妄想してしまった。


ひとりで、公園でボーっとするのが趣味なひとは、気をつけてください。